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事故に弱い軽自動車を買うのは本当に間違いか?その2

どうも皆さん、おは今晩にちわ。

 

第1回では都市部と地方の車事情について書きました。

 

今回は、ネットでよく聞く「軽自動車なんてボディが潰れてすぐ死ぬ棺桶だなww」みたいな言葉がどのくらい現実的なのかを調べてみましょう。

 

まずは皆さん、日本には軽自動車がいったい何台あるのかご存知でしょうか?

 

ネットで軽自動車を馬鹿にする方なら、軽自動車事情や性能や歴史等に抜群に詳しいかと存じます。

 

そんな分かりきった情報はとうの昔にご存知かと思うので、今回はよく知らない方に説明します。

 

総務省調べによると平成28年度時点で

 

約3000万台存在すると言われてます。

 

なんと、ネットでよく言われている「軽自動車なんて走る棺桶w」が3000万台もあるそうなんですよ。

 

因みに日本で病気、事故、自殺、老衰等、いろんな人を合わせた年間死亡者は現在約130万人。

 

計算機を使用すると、軽自動車を棺桶に使用すると20年以上は棺桶屋さんが不要となるみたいです(そもそも棺桶専門店があるかは分かりませんが)

 

そして100世帯中約54台存在するらしく、統計では全国の自宅の2軒に1軒あるくらい普及しているのが通称、走る棺桶、です。

 

そのため道路では轢かれた猫や烏の死骸より

 

棺桶と成り果て

 

死亡と同時に大炎上し

 

もはや消し炭になり、火葬まで一気に終了してしまった軽自動車を毎日見かけるのが日本の日常茶飯事…

 

な訳ないですよね?

 

さて、茶番はここまで。こっからが本題ですが

 

軽自動車に乗っていたから死んだ人って、いったいどのくらいいるのでしょうか?

 

交通事故総合分析センターさんのサイトをお邪魔しますと

 

平成25年度

車同士の事故で

普通車で約500人

軽自動車で約300人

死んでます。

 

単独事故(車1台で何かにぶつかったり崖から堕ちたり横転しまくったり)で

普通車約280人

軽自動車約180人

死んでます。

 

私は調べてすぐに思いました。

 

 

普通車のほうが走る棺桶になってるじゃん?

 

勿論、普通車の方が倍以上(約8170万台)だから死人も多いんでしょうが。

 

私はもっと酷い結果(普通車は100人なのに、軽自動車は5000人も死んでるのか!?)を想像しました。

 

が、結果はそこまで変わらないという陳腐な(人が死んでいて不謹慎ですが)結果でした。

 

では、ここからは更に筆者の丼勘定さが如実に出てくる計算をしたいと思います。

 

問題

 

日本に存在する軽自動車30000000台のうち、車同士300人+単独事故180人で亡くなった方の割合は?

 

計算式は

 

30000000÷480=

 

答えは

 

62500です。

 

つまり何かと言うと

 

軽自動車を持つ62500人のなかで誰かが1年に1人死ぬ。

 

これが計算の答えです。

 

ここで皆さんおまちかねの東京ドームを出したとします。

 

野球の試合で満員が46000人。

 

コンサートで満員が54000人。

 

さて皆さん

 

あなたはこの中から見事に選ばれ

 

軽自動車はやはり走る棺桶だったと実感し

 

残り62499人を出し抜き

 

死因は軽自動車による事故死と死亡診断書に書いてもらえるのでしょうか?

 

62500人の中から選ばれるって(故意以外で)そんな簡単なんでしょうか?

 

さて、他に約60000分の1とはどんなものかあげていきましょう。

 

まずは約10000分の1

 

裁判員制度により裁判員に選ばれる。

 

チョコボールで金のエンゼルを1発で当てる。

 

宝くじのナンバーズ4を200円で買い、ストレート買いで1等(約100万円前後)を当てる。

 

なんとなくですが、10000くらいだと私は明日軽自動車で死ぬんじゃない?と思いますよね。

 

じゃあ30000分の1だとどうなるか?

 

沢山いる猫の中から選んだ1匹が、実は三毛猫の雄。

 

生まれつき、白黒以外色が識別できない全色盲

 

なかなかレアな感じです。

 

しかし、60000分の1は更に凄い。

 

なんと竜巻に巻き込まれて死ぬ確率だそうです。

 

さて、軽自動車は事故に弱い話題と、竜巻に巻き込まれて死んだ話題。確率では等しくても話題としてはどうでしょうか?

 

竜巻を見るだけでもレアなのに、巻き込まれて死ぬなんてあるのかよ?って思いませんか?

 

そして皆さんは棺桶になってしまって絶対助からないだろうな~みたいな軽自動車を、今まで実際に現場で目撃した方って何名いらっしゃいますかね?

 

おそらく大多数の方々は「テレビのニュースで見た」方かと思います。

 

そしてニュースで軽自動車死亡の場合、大体はネタがあがってます。

 

内容は

 

普通車やバスとぶつかったが為に相手は擦り傷程度、事故に弱い軽自動車はやっぱり事故で潰れてしまい、奇しくも軽自動車に乗った低脳でバカでDQNな奴は死にました。

 

等がニュースとして、よく取り上げられるんです。

 

何故でしょうか?

 

それは事故による衝撃、インパクトが強いので皆が興味を引く(結果的には視聴率に還元?)からなんだと思います。

 

もっと言うなら日本のメディアは閉鎖的で、政府や企業にとって不利益になるような情報、ジャーナリズムに関しては衰退してるんじゃないかって最近個人的には思う。

 

衝撃のあるニュースばっかり報道しまくった結果、日本では軽自動車を買えばもれなく死ぬオプションまで付くなんていうテレビやネットの情報に踊らされ、日々洗脳や誘導されて生活しているという自覚を皆さん持ったほうがいいのではないでしょうか。

 

まとめ

 

軽自動車に乗って死ぬ確率は

 

0.00768%

 

テレビではそんな激レアな事故を、さも日常的に起きるかもと騒ぎ立て、ネットではそんな超低確率な話題について日々論議しているのです。時間の無駄(筆者含めて)

 

もっと三毛猫の雄、全色盲、竜巻で亡くなった方と竜巻から身を守ることについて皆さん是非ともテレビ、ネットで熱い議論をしてください。

 

次回も無駄かもしれないが頑張ります。