お金がなくても逞しく生きるブログ

ローンや育児で常に財布が空っぽな貧乏社蓄の独り言

独身と既婚者の違い

どうも皆さん、おは今晩にちわ。空色です。

 

テレビやネット、知恵袋等でもよく話題になっている独身者が増えているこの御時世。

 

今回既婚者の私から色々伝えたい回にしたいと思います。

 

まずは、よく年配の方から言われるであろう言葉。

 

 

結婚はいいもんだぞ!必ずしておけ!

 

はい?

 

結婚はいいもんだ、悪いもんだと最初から考えてる方々。

 

結婚に、いいも悪いもありません。

 

私達生物には子孫を残し未来に繋ぐという情報が脳みそにインプットされています。

 

なので、人間として子孫を残す時に結婚(事実婚含めて)を通過するのはなんら不思議なことではありません。

 

鮭なんて交配した後直ぐに死んでしまいますが、人間の平均寿命は80歲近い。

 

犬や猫なんかは、生まれて一年足らずで成人して15年前後で死にます。

 

人間の場合、結婚(からの育児含めて)は人生の墓場ではなく通過点です。

 

やがて子供が生まれ、成人するまで責任持って育児をする時期が来ます。

 

そしてここでもまぁ色々意見があるであろう。

 

子供は、1人が大学出るまで2000万近くかかる。

そんな余裕なんてどこにもないから結婚しないし、子供を作らない。

 

はい?

 

子供が生まれた時点で、大学に行くかどうかなんて18年後のことなど誰も分からないでしょ?

 

第一、大学となれば中学校の成績は上から数えた方が近く、高校は必ず進学校に行く。

 

世の中のお子さんで、そこまで優秀に勉強できる方って全体の何割なんでしょうか?

 

勿論世の中には成績が悪くても、お金があれば難なく卒業出来る通称Fランク大学もあるが、そんな大学を出たからと言って将来が約束されるのでしょうか?

 

これも私個人の情報だが、私の周りで大学時代に親の金で進学し、サークルに合コンと年中遊んで卒業した挙げ句、中卒でも採用するような部品工場の組み立てラインとか、食堂の皿洗いとかをしている方々をまぁまぁ見ていますが…

 

大学行った意味、あるんでしょうかね?

 

私が言いたいのは、

 

子供を立派に育てる=1万円札を2000枚貯めること、とは言いきれない。

 

あと結婚や育児にコスパがどうとか言うのが1番イライラします。

 

貴方も親に育てられた時、お前はコストがかかったなんて言われたら、人間なのに工場で作った部品や装置のように扱われてるようで、嫌ではないですか?

 

あと実際勉強が出来ても、いざ就職したら3年経たずに退職や転職や心の風邪をひく方だっています。

 

会社の上下関係や売上競走、そもそも大人として仕事をすることに対する理想と現実が違うことだって多々あります。

 

 

ここまで色々書いたが、じゃあ筆者はどうなんだよ?って思いますよね。

 

私自身、大学には行っていません。

 

そもそも中学生の時、成績は中の下。高校も親にお金の迷惑はかけまいと授業料の安い県立高校の中で下から2番目くらいの偏差値の学校でした。

 

ドラマやアニメなんかでは、高校では理系か文系の大学どちらを考えるか?なんて話しもチラホラあるが、進学校でなければそんな話した時点で変人扱いです。

 

そんな学力の学校なんで、卒業まで猛勉強する訳ではなく、したい人は資格や検定を受ける程度です。

 

皆高校卒業の肩書きを貰いたいだけなので、卒業後は地元企業で安月給生活か、専門学校行くのが半分。あとはフラフラと流れるままにアルバイトからフリーターへと落ちていく。

 

残念だろうが、産まれた子供の半数くらいは進学校には行かず、その後も決して華やかな人生を送ることはないでしょう。

 

現にネットカフェ難民や、非正規雇用が蔓延っている現代です。社会の闇を見れば、産まれた子供に2000万円突っ込んでも必ず成功するとは言いきれないです。

 

2000万円は、成功の可能性をある程度は高めてくれる数あるアイテムの1つ程度に止めて置くべきです。

 

筆者の家庭も、猛勉強して国立大学行くなら金は出すようなことを言われたんだが、残念ながら英語を60点以上取ったことがない私は早々に大学を諦めました。

 

しかし、人生は大学に行くかどうかが全てではありません。

 

私も今では国家資格含めて色々ライセンスを取り、地方の中ではそれなりに給料のある仕事をし、資格が剥奪されない限り死ぬまで働けるし、就職難になることも基本ありません。

 

そして、家庭を持ち、家を持ち、車も2台あります。妻は自分の車を買い換える予算の足しと、暇がある時パートに行ってもらう程度で生活は成り立ちます。

 

じゃあ2000万円貯めないのか?と聞かれたら、貯める範囲で貯めます。

 

子供がそこまで熱心なら応援したいが、できないなら奨学金で賄う人だって大勢いますし、私も国家資格の時には夜中までアルバイト等で資金を貯めました。

 

やはり、子供には厳しい社会で生きていくのだと早い段階から分かってもらう必要があると思います。しかし、厳しいから逃げるのではなく、楽な方に歩くのではなく。

 

厳しい人生でも、生きがいや息抜きをしつつ生きていく道を歩ませるのが、育児をする親の務めではないでしょうか。

 

そして育児をいていく上で人間は更に成熟するのだと思います。

 

諸事情(特殊な病気、仕事等)によっては結婚を選択しない、できない方もいます。

 

結婚に意味を見いだせないとか、コスパとか言う方々は、どうぞ御自由に生きていけばいいと思います。

 

好きな時に好きなことをして、飲んで食って遊んで出掛ければいいと思います。まさに自由、フリーダム。

 

 

少なくとも私はそんな人生嫌です。

 

考えたことがない訳ではないです。ただ、自分には合わないです。

 

そもそも、幸せなんてのは、辛いこと嫌なことの合間にあれば一際感じるだろうが、年がら年中自由とか幸せなんて言ってたら、感覚が麻痺して早死しそうです。

 

だが、そんな濃厚で濃密な幸せなら短命でもいいと思えなくもないが。

 

あと、結婚も育児も確かに自由だが、少子化による社会の歪みは年々大きくなります。

 

今の生活が楽で快適ならそれが全てだ、なんて言って、貴方の代で血筋が絶えてから死んだら、貴方がこの世に生きた証は偉業や犯罪以外では何も残らないはずです。

 

今までそんなこと考えたこともないなら、せめて考えてから自分の人生を決めてもいいのではないかと話して、終わりたいと思います。